この年末年始は、高知県の大堂海岸でクライミングを楽しんできました。大堂海岸は、冬でも天候に恵まれれば快適にクライミングができるエリアです。ただし、ルートの多くはトラッドクライミングであり、自身でプロテクションをセットする技術が求められます。エリアによっては、終了点を自ら構築する必要があったり、アプローチにも簡単なクライミングや登高技術が必要な場合があるため、総合的なクライミング能力が要求されます。
大晦日はモンキーエリアを訪れました。正面壁は多くのクライマーで賑わっていたため、やや風はありましたが空いていた左岩壁で登ることにしました。
まずはアップとして「ウツボクラック(5.9)」を選択。上部に草が生えており見栄えはやや劣るものの、スケールは約25mあり、十分に楽しめる内容でした。アップのつもりが、思いのほか緊張感のある一本でした。
続いて、「イバラちゃん(5.10a)」と「ネギとかも(5.10a)」を登りました。どちらも見た目が良く、クラックとして非常に楽しいルートです。特に「ネギとかも」は、トポで“隠れた名作”と紹介されているのも納得の一本でした。

中央のクラックが「イバラちゃん(5.10a)」

帰り際にハーバーエリアの「大ルーフ(5.11c)」を見てきました。高さはそれほどなく、想像していたほどの迫力はありませんでしたが、ルーフに走るクラックはサイズが悪そうで、次回ぜひ触ってみたいと思いました。

隠れた名作!

次回は登ってみたい!
元旦は、お座敷エリアへ。初めて訪れるエリアでしたが、その名の通り、取り付きは平坦な一枚岩の広場となっており、非常に快適な場所でした。壁自体はあまり高くありませんが、日光浴をしながらのんびり過ごすには最適です。
最初に「フナムシ(5.9)」でアップしましたが、一本目としては意外とパワフルで、しっかりとパンプさせられました。
次に挑んだのは「Hクラック(5.11-)」。トポには“フィンガークラックの好ルート”とありますが、岩はガビガビで指にかなり堪えました。2回目でRPできたものの、初回はテンションを2回かけ、ハングドッグでトップアウトしました。

中央のH型をした特徴のあるクラックが「Hクラック(5.11-)」


昼寝!宴会?したくなるような所です。
最後にトップロープ課題の「親潮(5.10a)」を登りました。グレードはやや辛めに感じましたが、思い切りよく登れるので、とても楽しいルートでした。
このエリアの大きな魅力は、残置物が一切ないことです。終了点はもちろん、トップロープ課題であってもすべて自分で構築する必要があります。「セットできるところにはボルトを打たない」という、フリークライミングの原点を大切にしていることこそが、大堂海岸ならではの魅力だと感じました。
今回で2度目の訪問となった大堂海岸ですが、冬にフリークライミングをするなら、やはり南国のシークリフは良いですね。太平洋の大海原を背に、眩い花崗岩の岩壁を登るクライミングは、山間部でのクライミングとはまた違った趣があり開放感があります。もう、気分は最高でした!









