11月に実施するイベント「楯と矛!戦国の攻防戦と石工の里を行く」は、2022年に直木賞を受賞した今村翔吾さんの小説『塞王の楯』の舞台を実際に走ってめぐる企画です。
訪れるのは、大津城や宇佐山城といった合戦の舞台となった城跡や、石工穴太衆の石積みの町として知られる坂本などです。(坂本の町並みは今年の私たちのテーマである「重伝建50年」のシリーズ第4弾でもあります。)
小説では、信長の越前攻めから助け出された少年が「塞王」と呼ばれる伝説の石工「穴太衆」の棟梁に育てられ、戦国の世の城郭に次々と築かれる石垣を舞台に奮闘します。城を守るために戦乱の真っただ中で石垣を積み直していく場面は迫真に迫るものがあります。特に、今回の企画のコースに含まれる宇佐山城での戦い、そして本書のクライマックスともいえる関ケ原直前の大津城攻防戦は、印象に残る場面です。
また、穴太衆の石に対する向き合い方や山方・荷方・積方という役割分担など「穴太衆」の石垣づくりの全行程も知ることが出来、全体として大変興味深い内容です。
城跡は実際のものは殆ど残ってはいませんが、その場面を想像するのにこのような本は大変有益です。史実も取り入れながらもわくわくハラハラ感動するような創作や描写も多いエンターテイメント小説ですので、ボリュームはありますが読みやすいと思います。
事前に小説を読んでいただくと、現地の説明だけでは伝えきれない情景が、まるで目の前に蘇るように感じられるでしょう。
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